午後の海岸

正午を過ぎ日も西に傾きかけてきた頃、浦河町郊外で列車を待ったがなかなか現れない。
さらに近くに踏切もないし波の音が鳴り響いているため列車が来る気配すら感じられぬ。
「時刻表を読み間違えたかな?」
とファインダーから目を離し、ポケットに手を伸ばしたちょっとの間に、家の陰に列車が来ていた。
ちょっと慌ててシャッターを切った。
これだから鉄道写真は楽しいのだ。
(日高本線 東町-日高幌別)

(浦河町 2010年8月7日)
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