フルサイズとAPS-Cの画角比較

キヤノンのAPS-Cカメラの撮像素子は横22.2mm×縦14.8mmである。これに24mmレンズを装着すると、どんな画角になるか?
答えは
水平角度 50度
垂直角度 34度である。

これを確認するため、先日EOS kiss X2 + EF24mmF1.4Lで撮影した星の写真を星図ソフトと重ねてみる。


少々見づらいが、星図ソフトの緯度のグリッドを参考にするとちょうど50度あたりになっているのがわかる。ちなみに経度のほうも約34度として矛盾しない感じになっていた。当たり前のことを確認しただけだが、これは大きな収穫で、今後星空を撮影するときにやりやすくなるはずだ。

ついでに5DMK2などのフルサイズ機を用いた場合どの程度見える範囲が違うかにも検討してみた。
5DMk2の撮像素子の大きさは横35.8×縦23.9mmだから、24mmレンズを装着したときの画角は
水平角度 73度
垂直角度 53度となる。

カメラを縦に構えると、天空70度近くまでのケフェウス座まで入ってしまい横方向にはアンドロメダもすっぽりおさまってしまう。APS-CのKissX2ではカシオペヤの一部とアンドロメダの足しか写っていなかった。フルサイズで南の方角を見て撮影したら夏の大三角まで入ってしまうことになる。
正直言って、これはすごい違いだ。

(2009年8月28日)
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