ヒダカエンレイソウ

咲いている花の中にはエンレイソウもあった。その大部分は時期を過ぎてしまっていたようだが、登山道で僕の目を引き付けたのは、赤紫の花びらをつけた、ヒダカエンレイソウであった。本によるとヒダカエンレイソウは、エンレイソウとミヤマエンレイソウの自然交配で生まれた希少種だ。平地ではエンレイソウとミヤマエンレイソウは花期がずれているため自然交配する確率は低いが、山頂近くの涼しい場所で花期が重なっているとこのような雑種が生まれることがあるのだという。
この花を写真に収めることが、今回の登山の一つの目的でもあったから、見つけた時はとてもうれしかった。

登山道にはオオバキスミレも咲いていました。

(札幌市 2012年5月27日)
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