寂寥の小沢駅

かつて、岩内線も接続していた小沢駅は峠と峠に挟まれた小さな駅だ。現在はすっかりローカル駅となり、建物も満身創痍の姿になっている。かつての栄光を物語る広い構内は線路もはがされており国語が苦手なわたしの頭にも「寂寥(せきりょう)」という二文字がよぎる。
静かに止まった列車のドアが閉まりかけた頃、二人の客がせわしなく降りてきた。
(函館本線 小沢駅)

右写真は2008年5月21日に撮影。

(共和町 2008年5月22日)
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