緑深き山間を抜けて

函館本線はとても長い路線だ。函館-長万部-倶知安-小樽-札幌-旭川を結ぶ総距離はなんと458.4kmにも及ぶ。しかしながらこの路線を一本で結ぶ列車は現在はなくなっている。
殊に長万部-小樽間は山あいを抜けるローカル線だ。札幌から小樽方面へ向かう列車はいくつか設定されているが小樽を過ぎると一気に本数が少なくなり貨物列車なども通らないため、この区間はSLニセコ号の時期以外は鉄道ファンにとっても地味な路線といえるかもしれない。
とはいえ、未だ地元住民の重要な足であることに変わりはない。北海道新幹線が完成したとしてもこのローカル線は変わらず走り続けるのだろう。
(函館本線 塩谷-小樽にて。)

(小樽市 2008年6月30日)
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